中東問題の原因・背景を解説します。

中東問題の原因・背景

中東問題の原因・背景を解説します。

中東戦争は4次まで行われ、以後も小さな衝突が現在まで続いています。2次中東戦争は、エジプトのスエズ運河の国有化に伴う争いです。スエズ運河運営会社の株主であり、スエズ運河を石油などの貿易ルートとしているイギリスやフランスは、当然これに反対ですから、イスラエルを支援してエジプトとの戦争を仕掛け、自分達は仲裁役として介入したのです。イスラエル軍はシナイ半島から侵攻し、イギリス軍やフランス軍と共にスエズ運河地帯に上陸しましたが、世界的非難が起こり、結局はエジプトによるスエズ運河国有化を受け入れたのです。3次中東戦争は、ゴラン高原におけるユダヤ人の入植地を巡って起こったもので、再びイスラエルとアラブ諸国の戦闘が始まりました。この時のイスラエルは強く、制空権を奪い地上戦でも勝利して、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区、シナイ半島、ゴラン高原などを占領。何と、領土を約4倍以上にまで拡大しました。4次中東戦争は、3次中東戦争での失った地の回復のため、エジプトがシリアと協同でイスラエルに先制攻撃をかけて始まったものです。イスラエルは休日であったユダヤ教徒の贖罪日に攻撃を受け、イスラエル機甲師団に大打撃を受けましたが、その後反撃に転じ、エジプトに占領された地域の再度奪回が始まりました。この時点で国連の調停が入り停戦となりましたが、この戦争で、アラブ側はイスラエルを援助する西側諸国への石油戦略を画策したので、世界でオイルショックを引き起こして大混乱となったのです。このように、中東戦争の原因は経済的な利権争いに変わっていったのです。

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