中東圏内の宗教観や思想などをご紹介します。

中東圏内の宗教観・思想

中東圏内の宗教観や思想などをご紹介します。

世界で三大宗教と呼ばれるのは、仏教、キリスト教、イスラム教ですが、仏教以外は中東諸国を起源にしたものです。更に歴史を紐解くと、キリスト教とイスラム教は、古代のユダヤ教を基礎にして宗教改革を経て誕生したと言えます。そのため、ユダヤ教と同様に、どちらも一神教で、聖地はイスラエルの首都エルサレムに聖地があるのです。では本家であるはずのユダヤ教が世界的宗教として拡大しなかったのはなぜかというと、ユダヤ人だけの唯一神という民族的に限定された宗教だったからと言われています。仏教も小乗仏教から大乗仏教になってから拡大していったように、ユダヤ人の選民思想が阻害要因になったのでしょう。アラブ諸国の大勢であるイスラム教で、スンニー派、シーア派と言葉をよく耳にしますが、大多数はスンニー派で、シーア派は少数で王政以来イランの国教となっています。ちなみに、湾岸諸国にはかなりのシーア派イスラム教徒がいるそうです。中東諸国の特徴的なことは、殆どの国が王国でも、共和国でも、政宗一致の国だとほぼいえる点です。これらの国では宗派の指導者が政権も担当し、国法よりも宗教律法が優先する場合も多いのです。新聞にしばしば出てくるイスラム原理主義やイスラム急進派という言葉は、これはマホメット(コ―ラン)の教えの原点回帰を理想としたグループで、各地で過激な行動を起こし、中東および世界の凶悪テロ事件の首謀者だと言われています。しかし現在では、政治的な利害によるテロがほとんどで、タリバーンやアルカイダのようなテロ集団が、宗教色を利用した政治テロとして世間を震撼させる事件を引き起こしています。

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